Time Stalker: てきとーろぐ

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TeX: Mac(Mojave)でAtomにTeXの環境を作る

emacsに飽きました.
でもtexshopには戻りたくない.
Xcodeではなくatomをプログラミングのエディタにしていたので,texatomにしようと思います.
学部生からiPadでは購入済みのTexpadを勧められましたが,流石にMac用にまた¥4,000の出費は痛い.

Texpad : LaTeX editor

Texpad : LaTeX editor

  • Valletta Ventures
  • 仕事効率化
  • ¥4,040
apps.apple.com
すごく便利ですけどね,このアプリ.でも高い.
ので,頑張ればatomでもなんとかなるんじゃないの? ということで,なんとかなったので備忘録です.
Mojaveでtexatomで書ける&コンパイルできるようにしよう.


目標
atomで.texファイルを編集,"command+i"でコンパイルできるようにする.
texはインストール済みであることが前提です.
下記のリンク先からpkgをダウンロードか,Homabrewを使っても良い.
MacTeX - TeX Wiki

% brew cask install mactex


latexmkの設定
latexmkで.texから.pdfを作成するための色々が解決するらしい.
参考にしたページ
GUICUIかでやることが違うそうだ.
macguiなのでホームディレクトリに以下のスクリプトを保存する.
ファイル名は.latexmkrcとする.

#!/usr/bin/env perl

$latex                       = 'uplatex -synctex=1 -halt-on-error %O %S';
$bibtex                      = 'upbibtex %O %B';
$dvipdf                      = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$makeindex                   = 'mendex -U %O -o %D %S';
$max_repeat                  = 5;
$pdf_mode                    = 3; # generates pdf via dvipdfmx

# Prevent latexmk from removing PDF after typeset.
# This enables Skim to chase the update in PDF automatically.
$pvc_view_file_via_temporary = 0;

# Use Skim as a previewer
$pdf_previewer               = 'open -a /Applications/Skim.app'; # Skimの場所を指定する

私の場合,skimはインストールしていないので最後の2行は削除してある.
また$latexの"uplatex"を"platex"や"xelatex"にすることでコンパイルの指定ができる.
ここまでやって,ターミナル上で
latexmk test.tex
と実行してコンパイルできればok.
pdfの確認をしたかったら
latexmk -pv test.tex


ATOM
atomのインストール
Atom

atomプラグインをインストール(4つ)
latex (atomlatexコンパイルする)
f:id:timestalker:20191119002739p:plain
・language-latex (latexの文章をハイライトする)
f:id:timestalker:20191119002657p:plain
・script (ショートカットキーでコードを実行させる)
f:id:timestalker:20191119002809p:plain
・pdf-view (atomでpdfを見る)
f:id:timestalker:20191119002826p:plain

scriptの設定を書き換えていく
updateするたびに元に戻るようなので,毎度やり直さなければならないみたい.
atomのPreferenceからPackagesを選び,scriptのSettingsを選択する.
View Codeでコードを見る.(写真の赤丸)
f:id:timestalker:20191119003708p:plain
scriptの設定ファイルのディレクトリが開く.
そこから"lib/grammaers/doc.coffee"を開いて,以下の部分を

exports.LaTeX =
  'File Based':
    command: 'latexmk'
    args: ({filepath}) -> ['-cd', '-quiet', '-pdf', '-pv', '-shell-escape', filepath]

以下のように変更する.

exports.LaTeX =
  'File Based':
    command: 'latexmk'
    args: ({filepath}) -> [filepath]

オプションはうまく動かないことがあるので全部消しました.
ターミナルで
latexmk -help
を実行すれば色々と書いてあるので好みで設定を.


コンパイル
設定は終了しているので,"command+i"でコンパイルしてくれることを確認しよう.
texのファイルがあるディレクトリをプロジェクトフォルダとして追加する.
メニューバーから"File/Add Project Folder ..."で選ぶ.
そして.tex内で"command+i".
もし上手くいかなかったら,一度atomを終了してターミナルからatomを起動すると動くかもしれない.
atom
と打つだけ.私はこれで動いた.
しかしscriptをupdateして以降,生成されるファイル数が6から9に増えたのが不満なのだが減らせないのだろうか…….